Classici giapponesi con furigana
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つうぞくこうぎ れいこんふめつろん
通俗講義 霊魂不滅論
井上 円了
Leggi 通俗講義 霊魂不滅論 (つうぞくこうぎ れいこんふめつろん) di 井上 円了 (いのうええんりょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 75.415 caratteri · 148 schermate
その一例は、世間の霊魂論について分かりましょう。まず、世間にて少々物知り顔を装っている連中は、十人中九人まで、霊魂は肉体とともに滅し、死後の世界は決してあるべからず、天堂地獄の説は妄談である、六道輪廻などは嘘八百を並べたるものである、釈迦は嘘つきの隊長、ヤソも詐偽師の親方のように言い触らし、人間は一生五十年の間さえ都合よくごまかせば、それにて足れり、宗教などは野蛮未開の遺物、愚夫愚婦の玩弄物にほかならず等と申しています。これは全く当人の心が近眼病にかかりて、死後までを見る力を失っているからであると考えます。もっとも、その連中の仲間には俗物もあり学者もありて、俗物の方は元手なしの議論であるから、かれこれ弁駁するまではあらざれども、学者の方はいやに屁理屈を並べ立て、もっともそうに見せかけるから、そのままに捨て置くことはできませぬ。しかし学者は、霊魂はない、未来はないというまでにて、己の道徳、品行を乱すようなる恐れはあらざれども、俗物の方は、死後の世界も賞罰もないのを幸いとして、人間は政府の法律に触れなければ、道徳や品行などはどうでもよいと心得ているから、これまた捨て置くわけに参りませぬ。