Classici giapponesi con furigana
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れんかんき
連環記
幸田 露伴
Leggi 連環記 (れんかんき) di 幸田 露伴 (こうだろはん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 49.281 caratteri · 95 schermate
たまうぞ、誠に悲しき違乱のことなり、強いて然ることせんとならば、ただここにある寂心を殺したまえ、と云いて泣くことおびただしいので、陰陽師は何としようも無く当惑したが、飽まで俗物だから、俗にくだけて打明け話に出た。仰せは一々御もっともでござる、しかし浮世の過しがたさに、是の如くに仕る、然らずば何わざをしてかは妻子をばやしない、吾が生命をも続ぐことのなりましょうや、道業猶つたなければ上人とも仰がれず、法師の形には候えど俗人の如くなれば、後世のことはいかがと哀しくはあれど、差当りての世のならいに、かくは仕る、と語った。何時の世にも斯様いう俗物は多いもので、そして又然様いう俗物の言うところは、俗世界には如何にも正しい情理であると首肯されるものである。しかし折角殊勝の世界に眼を着け、一旦それに対って突進しようと心ざした者共が、此の一関に塞止められて已むを得ずに、躊躇し、徘徊し、遂に後退するに至るものが、何程多いことであろうか。額を破り※を傷つけるのを憚からずに敢て突進するの勇気を欠くものは、皆此の関所前で歩を横にしてぶらぶらして終うのである。芸術の世界でも、宗教の世界でも、学問の世界でも、人生戦闘の世界でも、百人が九十九人、千人が九百九十九人、皆此処で後へ退って終うのであるから、多数の人の取るところの道が正しい当然