Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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きんのくびかざり

金のくびかざり

小野 浩

Leggi 金のくびかざり (きんのくびかざり) di 小野 浩 (おのひろし) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 3356 caratteri · 7 schermate

Aozora Bunko

そして、ポケットから、かきつけを出して、

「ええッと、よし子さんは何がほしいのだったかな。」と、言い言い読みかえしました。

「私の歩き人形にはお靴を二つ。

白い熊ちゃんには毛皮の帽子を。

ネコにはちりちりと鳴る鈴を。

イヌにはぴかぴか光る首輪を一つ。

オウムにはあたらしいうたのふしを

それから、私には……」

サンタおじいさんは、そこでつまってしまいました。暗くて字がよく見えないので、かきつけを眼のそばによせて、

「はてな、よし子さんのほしいものは何だったっけな。」と、おじいさんは考えこみました。

「小さな金のくびかざりです。」と、イヌとネコとオウムとが、一どに言いました。

「小さな金のくびかざり? おお、そうだった。昨夜ちゃんと、つくって……それから、どうしたっけな。」

おじいさんは、少しあわてて、ポケットというポケット……円いポケット、四角なポケット、上のポケット、下のポケットを……さがしまわしました。でも、くびかざりはどこにも見つかりません。

「おやおや、どうしたんだろう。もって来ないはずはないのだが……はてなはてな。」

おじいさんは、しきりに首をひねりました。