Classici giapponesi con furigana
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ぶくぶくながながひのめこぞう
鈴木三重吉童話集
鈴木 三重吉
Leggi 鈴木三重吉童話集 (ぶくぶくながながひのめこぞう) di 鈴木 三重吉 (すずきみえきち) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 58.287 caratteri · 119 schermate
そしてその大きな口をぱくりとあいて、
「さあ来い。」と言いながら、ゆうゆうとまちかまえていました。兵たいたちは、
「うわあ、うわあ。」と、ときの声を上げて、死にものぐるいでかけつけて来ました。みんなは、もうこうなれば、たとい火の中をくぐっても王女さまを取りかえして見せる、もし相手が王女をわたさないと言うなら、すぐに町をせめかこんで、町中のものを一人も残さず斬り殺してやろうと、こう腹をきめているのでした。
間もなく兵たいたちは、ぶくぶくの口のまん前までかけて来ました。するとみんなは火の子のようにあわて切っているものですから、ぶくぶくの大きな口を町の入口の門とまちがえて、片はしからどん/\どん/\その口の中へとびこみました。ぶくぶくはその何千人という兵たいがすっかりお腹の中へはいってしまうと、
「ははは。これでよし。」と笑いながら、そのままのそりのそりと町の方へ歩いていきました。
ぶくぶくはそれだけの兵たいを馬ぐるみお腹へ入れたのですから、少し歩き悪くはありましたが、それでも大またにのこのこと歩いて町へはいりました。
町中では王子がうまく寝ずの番をして、世界一のりっぱな王女をお嫁にもらってかえって来たというので、みんな大よろこびで、おどりさわぎました。