Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

もみじぞめたきのしらいと

錦染滝白糸

泉 鏡花

Leggi 錦染滝白糸 (もみじぞめたきのしらいと) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 7614 caratteri · 16 schermate

Aozora Bunko

撫子 その返り咲が嬉いから、どうせお流儀があるんじゃなし、綺麗でさえあれば可い、去嫌い構わずに、根〆《ねじめ》にしましょうと思ったけれど、白菊が糸咲で、私、常夏と覚えた花が、撫子と云うのでしたら、あの……ちょっと、台所の隅へでも、瓶に挿しましょう。

りく そう、見つけて来ましょう。(起つ。)

撫子 (熟と籠なると手の撫子とを見較ぶ。)

りく これじゃいかが。

撫子 ああ結構よ。(瓶にさす時水なし)あら水がない。

りく 汲んで来ましょう。

撫子 いいえ、撫子なんか、水がなくって沢山なの。

りく まあ、どうして?

撫子 それはね、南京流の秘伝なの。ほほほ。(寂しく笑う。)

おその、蓮葉に裏口より入る。駄菓子屋の娘。

その 奥様。

撫子 おや、おそのさん。

その あの、奥様。お客様の御馳走だって、先刻、お台所で、魚のお料理をなさるのに、小刀でこしらえていらしった事を、私、帰ってお饒舌をしましたら、お母さんが、まあ、何というお嬢様なんだろう。どんな御身分の方が、お慰みに、お飯事をなさるんでも、それでは御不自由、これを持って行って差上げな、とそう言いましてね。(言いつつ、古手拭を解く)いま研いだのを持って来ました。