Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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せきぼくじょうそうぎょうきじ

関牧塲創業記事

関 寛

Leggi 関牧塲創業記事 (せきぼくじょうそうぎょうきじ) di 関 寛 (せきかん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 20.461 caratteri · 40 schermate

Aozora Bunko

其日上徳氏に泊し、夫れより釧路に出でたるも、支庁長不在なるを以て書状を置き、帰路白糠軍馬補充部を一見して菅谷氏に一泊し、温別にて海水に浴す。此際は汽車は浦幌迄通ずるのみ。浦幌に泊し、豊頃に至る。前九時なり。此れより十勝川を渡り藻岩村に向わんとす。然るに昨日迄は満水にて渡船無きも、今日に至り漸く丸木舟にて渡すとて川向に着す。川には流材多く危険にして、泥水と腐草とは舟を妨げる事ありしなり。然るに藻岩村に行くの道路に向うて僅に四五十間行くに、昨日迄の洪水は去れども、瀦水は膝を浸す。尚行くに従うて深きが如し。依て渡人なる土人に其詳細を聴くに、道路は深くして腰を浸すべし、強て藻岩に行くには堤防を行き、夫より畑の中を通り、遥に見ゆる処の小屋に至り、夫れより間道を通らば藻岩に至ると。依て土人を傭て、助けられて行くとせり。然るに泥水とゴミと流れ、木材多く、歩行困難にして或は倒れんとする事あり。依て土人に手をひかれて歩するに、深さ膝を過ぎ、泥水中に朽木を踏みて既に危く倒れんと欲するあり。或は大なる流材ありて、此れを跨りて越えるあり。或は畑の溝にて深き所ありて股を浸すあり。