Classici giapponesi con furigana
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ずいひつ みやもとむさし
随筆 宮本武蔵
吉川 英治
Leggi 随筆 宮本武蔵 (ずいひつ みやもとむさし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 141.786 caratteri · 278 schermate
かも、厳密にいえば、まだまだ研究の余地は充分にあるのである。
ここでちょっと、朝日新聞の学芸欄で抗議された帝大の本位田祥男氏に物申しておくが、あなたは小説と歴史とを混同しておられる。また、史実というものを、よほど信仰的に思いすぎておられると思う。この前の拙稿でも露骨にいった通り、史書そのものからして実に玉石同盆という厄介なもので、滅多に鵜呑みにすると、苺と思って石を噛むことが少なくない。
仄聞するところに依ると、大兄は拙作の小説宮本武蔵のうちに出した本位田又八という人物と同郷同姓であるために、帝大の学生諸君から、「又八、又八」という綽名をもって呼ばれ、甚だ迷惑をなすっているということなので、その点、僕もお気の毒にたえないのであるが、それを以て憤然、朝日新聞へ寄稿された大兄の
――宮本武蔵と私の祖先
という一文には、こちらからも申し分がある。
(――吉川氏の書く所は史実及び私の家の云い伝えと甚だしく異っている)
と冒頭して、本位田家の末孫として、大兄が祖先の寃を明らかになさろうとする点は充分にわかるが、あの小説を読まれて、(本位田又八という男は、系図を見たが出ていない。