Classici giapponesi con furigana
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ずいひつ しほんたいへいき
随筆 私本太平記
吉川 英治
Leggi 随筆 私本太平記 (ずいひつ しほんたいへいき) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 56.947 caratteri · 114 schermate
しかし幕府方には当然、兵船陣備えもあったはずだが、水軍に関しては何も言及されていない。
新田軍の鎌倉入りの径路では、地方地方の読者から、ずいぶんいろんな反証の投書があった。各地それぞれに異なる口碑が多いからである。中でも東京医大附属の堀口申作氏その他からご指摘をうけた第七八二回。――古典の堀金とはどの辺か。或いは今の小金井あたりか。――と私が推理で書いたところは、私の誤りで、諸氏からご報告の「……堀金は現存する所沢と川越市との中間、堀兼村のことでしょう」というご注意がまったく正しい。単行本で訂正する。
ここ合戦の場面がよくつづいた。挿絵の健吉さんも構図に弱ったことだろう。私も余り好きでない。とくに悽惨な鎌倉滅亡の日や高時の死などは、なんだか自分も加えた自分たち祖先の人間愚を書くようでつらかった。ひとまず、前回で戦争は終ったが、しかしこのあとの政争もたいへんである。いわゆる“建武の中興”に入るわけだが、高氏と義貞の対立がすぐ始まる。また、後醍醐の寵姫、阿野廉子と大塔ノ宮の暗闘も熱し出す。最近、その三位ノ局廉子のおもしろい史料を見出したが、もう余白がない。