Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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あめしょうしょう

雨瀟瀟・雪解 他七篇

永井 荷風

Leggi 雨瀟瀟・雪解 他七篇 (あめしょうしょう) di 永井 荷風 (ながいかふう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 145.414 caratteri · 289 schermate

Aozora Bunko

下々の人情も天下の御政事も早い話が皆同じ訳合と諦めてしまえばそれで済むこと。あんまり大きな声で滅多な事をいいなさるな。口舌元来禍之基。壁にも耳のある世の中だ。まアまア長いものには巻かれているが一番だよ。」

「それァもう仰有るまでもなく承知いたしております。つまらない饒舌をして掛替のない首でも取られた日にゃ御溜小法師が御座いませんや。こういう時には何か一首巧い落首でもやって内所でそっと笑っているが関の山で御座います。」

「落首といえばそうそう、昨夜先生がお帰りになってから鶴屋の旦那に聞いた話で御座りますが、あの和泉町の一勇斎国芳さんが今度の御政事向の事をばそれとなく「源の頼光御寝所の場」に譬えて百鬼夜行の図を描き三枚続きにして出したとかいう事で御座ります。」

「いや早や、あの男も持って生れた悪い病がまだ直らぬと見える。国芳も国貞も倶に故人豊国翁の高弟だが、二人はまるで気性がちがい国芳は喧嘩の好きな勇みな男いかさまその位の事はしかねまいて。一寸の虫にも五分の魂というが当節はその虫をばじっと殺していねばならぬ世の中。ならぬ堪忍するが堪忍とはまず此処らの事だわ。