Classici giapponesi con furigana
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ゆきのうえのしも
雪の上の霜
山本 周五郎
Leggi 雪の上の霜 (ゆきのうえのしも) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 25.586 caratteri · 50 schermate
八
彼はすっかりしどろもどろで、しかしどうやら、二人の少年を納得させることに、成功した。
八
青岳は腕組みをして、むずかしい顔で、黙って聞いていた。ひどくむずかしい顔つきで、横にある行燈の火がまたたくと、恐ろしいような影ができた。
「そして、そのときは駄賃を払ったのです」伊兵衛は事情を語るのに熱中していた、「よけいなことだったかもしれませんが、多少の酒手、というより暇かき代も払うように頼んだのですが」
「その話は聞きました」青岳が冷やかに遮った、「――必要ならその先を話して下さい、なるべく要点だけにして」
「ではその先を、要点を」伊兵衛はちょっとまごついた、「――で、そういうわけで、私はもうすべて円満におさまったと思っていたのですが、まもなく、さよう、その日から五六日あとだそうですが、岩野久馬という人と、その中間が十人ばかり、峠の下へやって来て、今後この街道で稼ぐことはならんと云い、通りかかる駕籠舁きや馬子を、片っ端から捉まえては殴りつけたり蹴倒したり、五人も負傷者を出したというのです」
伊兵衛は昂奮していた。
彼は子供たちを案内に、五人の家をみまい、その話をじかに聞いたのである。