Classici giapponesi con furigana
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うんなんしゅびへい
雲南守備兵
木村 荘十
Leggi 雲南守備兵 (うんなんしゅびへい) di 木村 荘十 (きむらそうじゅう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 37.859 caratteri · 76 schermate
陋巷の子
「よし賛成だ」
「俺も行く」
「伍長、しっかりしろ、逃げて来たなんて意気地がないぞ」
学生達は、伍長を中に一塊りになって茶館を出ると、銘々自分の行動に立派な理由を見出して、それにすっかり満足しながら、魔窟のある露地の方へ意気揚々と押し出して行った。
陋巷の子
翌朝……孫伍長は、愕然としての上から飛び起きた。
僅かに二坪あまりのその部屋は寝台代りの※(「火+亢」、第4水準2-79-62)の外は煉瓦を敷いた土間で、卓が一つ、入口にあせた棉門が垂れている。
彼は慌てて軍服をつけて所持品を調べたが、何も失くなっているものはない。
ずきずきする頭をおさえて昨夜のことを考えると夢のようである。
曲りくねった露地のような所を随分歩き廻って、また二、三軒で、無理に飲まされたのを覚えているが、後は分らなかった。
彼は昨夜一晩で随分色々なことを知った。
この近くにも、アメリカの戦闘機戦術で有名なチェン何とか大佐が校長をしている訓練場があるとか――航空生は金持や身分のある息子ばかりなので、我儘で成績があがらないとか――ビルマ雲南ルートへ外国の技師と大変な苦力が送られたとか――前線の中隊長や、大隊長でも知らないようなことばかりを聞いた。