Classici giapponesi con furigana
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でんきかんばんのしんけい
電気看板の神経
海野 十三
Leggi 電気看板の神経 (でんきかんばんのしんけい) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 14.480 caratteri · 29 schermate
不幸な籤を引きあてたのはふみ子という例の年増女給だった。殺害状況は、前の春ちゃんの惨殺の時のと、まるで写真にとったように同じ状況を再演した。強いて相違の個所を挙げるならば、こんなことになる。
一 同室に就寝していた女給は、前回と同じ顔触れの鈴江、お千代、とし子の三人と外に清子、かおるの二人の新顔が加わっていた。
二 被害者ふみ子の身体には暴行の跡が発見されなかった。
三 被害者ふみ子は、春江の場合の如く右手で右の乳房を握ってはいず、右手は正しく伸ばされていた。
四 被害者ふみ子の寝床は、春江の場合に於けるが如く、表向きの窓際にはなく、それと九十度だけ右廻りに廻った壁ぎわに寝ていた。
(因に、春江の位置に寝ていたのは、鈴江であった)
この外の点は、皆おなじ事で、不思譲なことに、殺害の時間も、短刀の大きさも、致命傷の位置も同じで、ただ創痕の深さが、すこし深いように報告されていた。
第二の惨劇の日につづく一両日の間に、僕の耳に入った特殊事項について二三のことを述べて置こう。
なに、君はこの事件に、どんな役目をしていたのだか言えというのかい。それは判りきっているじゃないか。