Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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れいこんだいじゅうごうのひみつ

霊魂第十号の秘密

海野 十三

Leggi 霊魂第十号の秘密 (れいこんだいじゅうごうのひみつ) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 43.100 caratteri · 86 schermate

Aozora Bunko

「へえーッ、あのお名津ちゃんがね」

「午前三時過ぎからさわいでいるんだって」

「午前三時過ぎだって」

隆夫はそれを聞くと、どきんとした。

脳波収録

なぜ隆夫は、どきんとしたか。

そのわけは、それを聞いたとき、彼が知っている三木の姉名津子の声が、昨日の深夜、図らずも自分の実験小屋で耳にした女の声によく似ていることに気がついたからであった。実は昨夜もあの声を聞いたとき、どうも聞きおぼえのある声だとは思ったが、それが名津子の声に似ているとまで決定的に思出すことができなかったのだ。

(ふーん。これは重大問題だぞ)

隆夫は、腹の中で、緊張した。

しかし彼は、このことを三木たちに語るのをさし控えた。それは万一ちがっていたら、かえって人さわがせになるし、殊に病人を出して家中が混乱しているところへ、新しい困惑を加えるのはどうかと思ったのである。

そのかわり、彼はこれを宿題として、自分ひとりで解いてみる決心をした。そして、いよいよ確実にそうと決ったら、頃合を見はからって三木に話してやろうと思った。

「どうして。君は急に黙ってしまったね」

二宮が、隆夫にいった。隆夫は苦笑した。