Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

れいこんだいじゅうごうのひみつ

霊魂第十号の秘密

海野 十三

Leggi 霊魂第十号の秘密 (れいこんだいじゅうごうのひみつ) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 43.100 caratteri · 86 schermate

Aozora Bunko

三木は、そのことを隆夫のところへ来て話した。

すると隆夫は、大いに不満の顔つきになって、

「君たちは、ぼくを名津子さんに会わせまいとするんだな。けしからんことだ」

と、意外にきついことばをはいた。

これには三木もあきれてしまった。そんなことがあろうはずはない。隆夫はなにをかんちがいしているのであろうかと、三木はそれからいくどもくりかえして、昨夜姉があばれたり泣いたり、叫んだりして、ほとんど一睡もしなかったことを語り、

「………だから、今疲れ切ってすやすや睡っているんだ。できるだけゆっくりねかしておきたい、でないと、姉は衰弱がひどくて、重態に陥る危険があるのだ」

というと、隆夫は、なるほど、そうかそうかと合点して、ややおとなしくなった。しかし名津子の目がさめたら、すぐ自分のところへ知らせること、そしてすぐ自分を病室へつれていって名津子にあわせることを、くどくどとのべて、三木に約束させた。

三木は、このときになって、拭い切れない疑問を持つに至った。

(どうも隆夫君の様子がへんだぞ。なぜ今日になって、姉に会いたがるのか、さっぱりわけが分らない。昨夜の実験の結果、急に姉に会う必要が生じたのかしら。