Classici giapponesi con furigana
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あおべかにっき
青べか日記
山本 周五郎
Leggi 青べか日記 (あおべかにっき) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 37.334 caratteri · 76 schermate
さて寝よう。(二五八九、四、九)
「裸婦」書いている。今日は七枚書いた。もう終ろうとしている。今日は大変に暖かだった。単物に着換えた。午後から沖の方を歩いた。柳はすっかり若葉だ。草萩や角力取草が咲いていた。蘆の芽も出た。沖の弁天にも桜が咲いていた。高梨の前のも咲いた。潮干客があった。夕景から驟雨になり夜はずっと雨だった。今はあがっている。弟から来信。夕方高梨で「精進あげ」を馳走してくれた。今は午前三時、もう寝る。佳い夢があるだろう。(四、一〇)
「裸婦」書いている。今日は十二枚書いた、もう終りかかっている。割によく行った。昼間、横川の橋の袂で朝鮮の学生と話した、遊びに来るように勧めておいた、何か刺戟になるだろう。今日は土筆を煮て喰った。うまかった。夕飯には「嫁菜」を飯に焚き込んで喰べた。今日は潮干狩の客で賑わった、併し度々驟雨があり遂に正午些っと廻った時分から本降りになって客は散々の体だった。通船の五十五号にいる火夫弘保君が女をこしらえた。蒸汽に一緒に乗せて航海している。一緒になれなければ死んで了うと云う。真面目である。古風な恋である。女は少し低能らしい。