Classici giapponesi con furigana
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せいしゅんのいきのあと
青春の息の痕
倉田 百三
Leggi 青春の息の痕 (せいしゅんのいきのあと) di 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 127.338 caratteri · 254 schermate
一燈園は麦飯と汁のほかは食物はありません。そして労働しなければなりませんし、睡眠もとかく乱れがちになります。私はこれまでの養生法と正反対の生活状態にはいりました。どうも他の質素な人々の目の前で私だけ豊かな暮らし方をするわけにも参りません。私は一昨日も荷車の後押しをして坂を上る時息が苦しくて後で嘔吐を催しました。また立膝をして菜などを洗うので痔のぐあいもよろしくないようです。幸いにして今のところでは無事で暮らさせてもらっています。けれどどうも不安が去りません。天香師は強い信仰から、仏によりて養われるならば粗食でも仏の加護で壮健を保たれるといわれます。また私の二つの病気を知りながら労働することもあまり気にもとめられません。私は慈悲深い西田さんが私の健康をおろそかに取扱って下さるはずはないと信じていますけれど、でもまだ不安は去りません。そしてどこまでも私の理想を妨げる病気が怨めしい心地も起こります。からださえ丈夫ならば、労働は私はたしかに大切な、生活を清新にする尊いものと信じますから喜び勇んでいたしますが、今のところ、まだ少し不安があります。私はこのことに関して神様に特別に祈っております。