Classici giapponesi con furigana
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せいしゅんのいきのあと
青春の息の痕
倉田 百三
Leggi 青春の息の痕 (せいしゅんのいきのあと) di 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 127.338 caratteri · 254 schermate
私は「私のような汚れたものは……」といって身を隠すのでなくて、「そんな人々とは……」といって隠れるのはハイウェーではないように感じます。この混乱した時代に、もし経済の心配さえなくば、だれか静かな「隠れ場所」を求めぬものがありましょう。私たちには人を選んで交わりたいという、ミスアンスロフィックな感情が去りません。が私はこれをシュルドとしていつも禁じています。
私は一週間すれば別府を去って、妹とも別れて、この夏はたぶん倉橋島の音戸という広島湾内の小島にて暮らすようになりましょう。私はそこでしばらく考えさしてもらって、私の心を整えたいと存じます。夏には正夫さんと会えるかもしれないので、たいへん悦んでいます。秋からは上京します。そして久しぶりにあなたにもお目にかかれ、朝夕往復して生活を共にすることができますならば、どんなに嬉しいことでしょう。ただ、私は秋までに何か恐ろしい運命が、私を訪れねばいいがと案じます。私はこの頃は二、三か月先のことは恐ろしくなりました。願わくば神様が私を守り下さいまして私にこのたのしき逢瀬を恵み給わんことを祈ります。あなたも祈りつつ待っていて下さいまし。