Classici giapponesi con furigana
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しゃべりすぎる
饒舌りすぎる
山本 周五郎
Leggi 饒舌りすぎる (しゃべりすぎる) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 27.957 caratteri · 55 schermate
しかし国許の中老職は動かせないため、協議をかさねた結果、ついに十太夫の江戸詰は延期することになった。それほど二人の友情が大事にされた、というのではなく、かれらをはなればなれにすることがなんとなく「不自然」であるように思えた、というほうが事実に近いようだ。
土田は三十歳のとしに女子を儲け、それと前後して枡平のおみのが婿を取った。――土田は女児にすずと名付けたが、十太夫はすずを自分の子の小十郎の嫁にすると主張した。かくべつな意味はない、世間の親たちがよく考えることだし、それが実現することもあり、年月の経つうちに忘れられることもある。だが二人の場合にはほんの少しだが変ったところがあった。というのは、結婚以来はじめて、お互いの家族のことが話題になった、という点である。かれらは少年時代まで、――つまり十太夫の家が御蔵の辻の土田家と隣りあっていたころは、お互いにその家を訪ねあっていたが、火事のあと十太夫が的場下へ移ってからは稀になり、ことに結婚してからは一度も訪ねあったことがない。城中や戸外では絶えずいっしょになるけれども、お互いの家族とはまったく交渉がなかったのだ。