Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
たかいきとからす
高い木とからす
小川 未明
Leggi 高い木とからす (たかいきとからす) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 1947 caratteri · 4 schermate
」と、おじいさんはおっしゃいました。
これを聞くと、重ちゃんは、急にからすがいとしくなりました。小さな鳥の身ながら、よく大きな自然の力にうちかとうとする精神をもつものだ、と考えたからです。それなのに、自分がその巣をとっていいものだろうか。雨風の音に、耳をすましながら、
「どうか、からすの巣がぶじでありますように……。」と、重ちゃんは神に祈りました。
台風は、晩方までに去ったとみえて、夜は、星が、きらきらとかがやきました。そして、めっきり涼しくなりました。
あくる日、林へいってみると、ほかの木立は、枝が折れたり、葉がちぎれたりしていたけれど、すぎの木は、もとのままの姿で、高くそびえていました。からすの巣もぶじで、親がらすは早くから、子供たちのために餌さがしに出かけ、やがて帰ると、待ちわびていた子がらすが、巣の中で、しきりに鳴くのが聞こえました。
重ちゃんは、自分も、りっぱな人間となるために、ふだん、その心がけを怠ってならぬと、感じました。