Classici giapponesi con furigana
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かんしょうりょくなくしてしゅうじするなかれ
魯山人書論
北大路 魯山人
Leggi 魯山人書論 (かんしょうりょくなくしてしゅうじするなかれ) di 北大路 魯山人 (きたおおじろさんじん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 84.639 caratteri · 175 schermate
僧籍の有無をさえも知らないのだから、尊由氏の書を評する者としてはあまりにも無智すぎる。
それでも、私の確かに知っている存在は、貴族院議員としての政治家であることと、光悦会における鷹ヶ峰太虚庵門内、人通り繁き路傍に悠然床几に腰打ち下して、無念気に茶杓をけずる紋付羽織袴の紳士姿と、銀座裏の夜の町をモダン服に身をまとうてネオンの光下をものともせず漫歩する重役タイプである。かと思うと、私が突如寿司屋の店で差出した瀬戸九郎作織部の蓋物を一見しただけで、九郎あたりのものでしょうなど看破る鑑識の確かさを持つ茶人であるが、更に知人の言葉を加えると、江東程遠き暗澹たる処にまで屡々杖をひいて売嬌市場をひそかに堂々と見学する人でもあるというまことに人間としての幅が頗る広い、かつ、深い紳士であることだ。鮮くも道学者流の偽善はない。まことに明朗快闊、すべからく男性たるものかくの如く晏如たるべしといいたいところである。
政治を論ずるの他、茶道に親しみ、かと思えば倫落の巣窟に身を運んで、実社会の極端なる局部を窮知するかと見れば、自ら商営業に投資する人でもあり、学徒として学校施設に力こぶを入れる人格者でもある。