Classici giapponesi con furigana
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かまをきずいてしりえたこと
魯山人陶説
北大路 魯山人
Leggi 魯山人陶説 (かまをきずいてしりえたこと) di 北大路 魯山人 (きたおおじろさんじん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 46.780 caratteri · 98 schermate
そのころの職人仕事で特に秀れておるのは、伊豆蔵人形とか嵯峨人形とかで、嵯峨人形にはものすごいものがあります。嵯峨人形の秀れたものと仁清と比べると、仁清がずっと劣っています。深刻な点では嵯峨人形の方がずっと上手に行っており、そうして美しい。
陶器は火の力を借りるので、人間の及ばない一役が加わっておるのです。絵でも火に燃やすとよくなって来るのです。自然の力を借りるということで、陶器はたいへんな得をしておるのです。これは燃やさなければ出来ないことですから、借りぬわけには行かぬのですが、非常に儲けものをしておる。今でも夏の鎌倉海岸あたりに行くと、楽焼に絵を描いたりするのをあちこちで見かけるでしょう。自分で描いたのがとてもいいように見えるのです。絵描きの方は、絵が生ですから、そのまま自然の力を借りるわけには行かない。千年も経つと古くなって、古色蒼然として来て、出来たてよりもよくなるということはあります。これも自然の力です。古いものがすべてよく見えるというのは、自然の力が加わって来るからです。人間の力ではそれほどでもないものが、古くなるとよくなる。例えば、陶器のように自然の力を借りて出来たものが、また古くなって手ですれたり、しみがついたりすると、思いがけないほどよくなるものです。