Classici giapponesi con furigana
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いたずらこぞうにっき
いたずら小僧日記
佐々木 邦
Leggi いたずら小僧日記 (いたずらこぞうにっき) di 佐々木 邦 (ささきくに) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 63.226 caratteri · 128 schermate
丁度お母さんが入って来たから乃公は出て来た。
牧師が来た。彼の牧師は可笑な奴だなあ。此年になって彼の教会で結婚した者は清水さんと森川さんばかりじゃない。未だ二三人あったと覚えているが、随分妙智麒麟な奴じゃないか、他人ばかり結婚させて、自分は些っとも結婚しない。何ういう訳だと訊いて見たら、牧師は独身に限る、独身でなければ牧師の天職は完全に果せないと答えた。馬鹿に六ヶ敷い事をいう。けれども乃公は成程左様ですねと賛成して置いた。成程左様だろう。若し彼の牧師が結婚する段になると儀式を司る人が無くなる。天一でなけりゃ一人で新郎になったり牧師になったり出来っこない。これで彼奴は独身でいるんだな。
時々日曜学校へでも御出でなさいと言うから、此次の日曜に行く約束をした。今度はピストルなんか持って行くまい。其中に乃公が衣嚢からドロップを出して喰べたら、君はドロップが好きかと尋ねた。乃公はドロップが大好きで、此はお歌さんのお手紙を持って行った駄賃で買ったんだと答えた。すると何処へ手紙を持って行ったのかと訊くから、家へ遊びに来る文法の先生の許へ持って行ったと答えた。