Classici giapponesi con furigana
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いたずらこぞうにっき
いたずら小僧日記
佐々木 邦
Leggi いたずら小僧日記 (いたずらこぞうにっき) di 佐々木 邦 (ささきくに) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 63.226 caratteri · 128 schermate
謝る。もう決してしないから、さあ、太郎さん、此方へ来て被下」
「そんならいい。牧師さん、結婚式をやって被下。僕は寝衣ですから此処で待ってましょう」
と言って乃公は又椅子の下へ這込んだ。残余の儀式は壮麗なものだったが時々彼方此方で来会者がくすくす笑った。馬鹿な奴だ。教会は笑う処じゃない。乃公は悪い悪いと言われるけれど、未だ教会で笑ったり、ひそひそ談話をした事はない。
式が終ってから乃公は皆と一緒に家へ帰った。お父さんもお母さんも別に何とも言わなかった。今日丈けは乃公の方に理窟があるからだろう。清水さんとお花さんは乃公を間に坐らせて、何でも乃公に喰べさせてくれた。
「太郎さんは相変らずだ事ねえ」
とお花さんがげらげら笑った。お春さんもにやにや笑った。自分達が相変ったもんだから、人まで相変るもんだと思っている。
伯母さんは先頃怒ったけれども、御機嫌が直ったと見えてお春さんの結婚式に来た。年寄なんて子供見たような者だそうだ。来たばかりじゃない。お春さんに上等の指輪をくれた。伯母さんの名もお春さんで、お春さんの名もお春さんだ。姉さんは伯母さんの名を貰って春とつけたのだ。