Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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うさぎとふたりのおじいさん

うさぎと二人のおじいさん

小川 未明

Leggi うさぎと二人のおじいさん (うさぎとふたりのおじいさん) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 1562 caratteri · 3 schermate

Aozora Bunko

人たちは、腹を抱えて笑いました。

「うさぎに、せきをうつすなんて、みょうな老人があったものだ。」と、こんどは、みんなが、せきをするおじいさんのうわさをしました。

「どんな顔のおじいさんですか?」と、いうものもあれば、

「変わった、おじいさんですね。」と、いったものもありました。

「こんど、通ったときに、どんな顔をしているかよく見ましょう。」と、みんなは、口々にいいました。

せきをするおじいさんは、自分のうわさが、そんなふうに拡がっているとは知りませんから、平気で道を歩いていたのです。

子供たちは、右の眉毛の上に、大きな黒子があって、白いあごひげのはえているおじいさんが、つえをついて、あちらへゆくのを見ると、

「あのおじいさんだよ。」と、指さしたのでした。

太郎は、学校で、図画の時間に、おじいさんを描きました。そこで、これに、「うさぎにせきをうつしたおじいさん」と、題をつけました。

先生は、これを見て、どういうわけかわからないので、首をかしげていましたが、太郎に、どういうことかとたずねたのです。

太郎は、近所に住んでいる、うさぎのおじいさんから聞いたままのことを話しますと、なぜだか、先生ばかりでない、他の生徒たちも、みんなが大きな声を出して笑いました。