Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
おかまのうた
おかまの唄
小川 未明
Leggi おかまの唄 (おかまのうた) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 2094 caratteri · 5 schermate
それを見ると、天の上は、いつまでもかわらぬ、おだやかなところであるけれど、下は、雲がみだれて、戦争がつづけられているような気がしました。
少年は、よくできた飛行機に乗って、雲の上へ飛んでいきたくなりました。
夕飯のあとは、お祖父さん、お祖母さん、少年の三人が、いろりのはたで枯れ枝や松葉をたき、毎晩のように楽しくお話をしました。
やがて少年は、床へはいって、お父さんや、お母さんのことを思い出しながら、ねむってしまいました。
あくる朝、目をさますと、お祖母さんは、とっくに起きて、お勝手ではたらいていられました。かまどに火がもえ、ぴかぴか光るおかまから、白い湯気が立ち上っていました。あとから、あとから追いかけては消えてなくなる湯気を見ていると、そのうちに、ぷつぷつと、勢いよく吹き出して、重いふたを動かしました。
「おばあさん、おかまがおこって、小言をいっているのだね。」と、少年は、床の中でいいました。
「よくたけたといって、よろこんでいるのだよ。」と、お祖母さんは笑われました。
「おもしろいな。」
「おまえのお父さんも、小さいじぶん、よくそういって、このおかまの唄をお聞きなさったのをおぼえている。