Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かいじんにじゅうめんそう

かいじん二十めんそう

江戸川 乱歩

Leggi かいじん二十めんそう (かいじんにじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N5. Tocca una parola per il significato.

N5 · base · kanji e kana moderni · 12.492 caratteri · 26 schermate

Aozora Bunko

二十めんそうは、いつのまにか、にんぎょうといれかわって、じぶんはどこかへにげてしまったのです。

いくらさがしてもみつからないので、おまわりさんもしょうねんたちも、ひきあげました。

だれもいなくなったあとに、こばやしくんとポケット小ぞうが、くさの中にかくれて、じっとまっていました。

すると、むこうの木のしげみがガサガサとうごいて、ひげだらけの、こじきのようなおとこがあらわれました。

「あいつ、きっと、二十めんそうがへんそうしているんだよ。さあ、あとをつけよう」

ふたりは、おとこのあとをつけました。

山をおりて、まちのほうへあるいていくと、はやしの中に、一けんのふるいせいようかんがたっていました。

これも、二十めんそうのかくれがかもしれません。

「ぼく、中のようすをさぐるから、きみは、けいさつにしらせてくれ」

いわれて、ポケット小ぞうは、いきなり、まちのほうへかけだしました。

こばやしくんが、へやからへやへとさがしていると、どこからか、へんなこえがきこえてきました。

「こばやしだな。まっていたぞ。おれは、どこにでもかくれがをもっている。ここもそうだ。だが、ようじんしないと……」