Classici giapponesi con furigana
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ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
Leggi ぐうたら道中記 (ぐうたらどうちゅうき) di 佐々木 邦 (ささきくに) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 164.113 caratteri · 332 schermate
「獣じゃなかばんた」
とお芳さんが苦情を言った。
「まあ/\待ってお呉れ。これから大いに鍋島男子を褒めるから宜いだろう?」
「いうなかばんた。佐賀の人の通った跡は草も生えんとでしょう?」
「呆気でも佐賀のもん、腐っても鯛の魚でござッす」
とお峯さんが加勢に入った。
「呆気は馬鹿だね。英語の方に余計似ている」
とお父さんが言った。
「女も佐賀はお芳さんのような別嬪が多いんだろうね」
と団さんが油をかけると、
「佐賀の女はマルボーロのごた味がするばんた」
「マルボーロとは?」
お芳さんは菓子器を指さして、
「おいしゅうございましたろうがな」
「圧迫的だね」
「佐賀の女はマルボーロのごたッばんた。情が深うして何時までも飽かんとです」
「恐れ入った」
と確信家の団さんも、この女中の確信には敬服した。
第一番に御飯を済ませた田鶴子さんは縁側の籐椅子にかけて、
「あら凧が揚っていてよ」
と言った。
「夏凧を揚げるのは佐賀ばかりでござッす」
とお峯さんが説明した。何でも他に類がない。
「佐賀言葉を教えて上げましょうか? にゃごとこくきゃ、こんちくしょう、あらいやばん、こなたのそくしゃあか、ぞうだんしんさんな」