Classici giapponesi con furigana
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しらかばのき
しらかばの木
小川 未明
Leggi しらかばの木 (しらかばのき) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 2878 caratteri · 6 schermate
そして、そのなつかしいけしきをふたたび見ることができれば、のぞみがたりるのだと思いました。そこへいけば、死なれたおかあさんが、きっと出ていらして、ほんとうにおかあさんにあえるという気がしたのでした。
「ホウ。」といって、そのとき、馭者は、つなをひきました。やせた赤毛の馬が、ガラッ、ガラッとわだちをきしらせました。つづいて、ピシッ、馭者がむちをあてると馬は本気になって走り出しました。外を見ていると、だんだん駅から遠ざかりました。火の見やぐらがあったり、警防団のふだのかかったこやなどがあったりしました。ひでりつづきで、道がかわいているので、すこしの風にも、白いほこりがまい上がりました。それから、停留場ごとに、人が乗ったり、降りたりしました。松林にさしかかるころは、馬も、はやつかれたのか、黒くあせがにじんで、あえいでいました。
「ホレ。」といって、ピシリ、ピシリと馭者は、つづけざまにむちを馬の腹にあてました。
秀作さんは、馭者の方を見ながら、
「親方、おまえさんは、戦争にいきなさったか。」と、ききました。ふいにこう問いかけられたので、馭者は、おどろいた顔をして、