Classici giapponesi con furigana
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それから
それから
Leggi それから di Natsume Sōseki (夏目 漱石) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 172.794 caratteri · 347 schermate
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「今日は久し振りに好い心持に酔った。なあ君。――君はあんまり好い心持にならないね。どうも怪しからん。僕が昔の平岡常次郎になってるのに、君が昔の長井代助にならないのは怪しからん。是非なり給え。そうして、大いに遣ってくれ給え。僕もこれから遣る。から君も遣ってくれ給え」
代助はこの言葉のうちに、今の自己を昔に返そうとする真率な又無邪気な一種の努力を認めた。そうして、それに動かされた。けれども一方では、一昨日、食った麺麭を今返せと強請られる様な気がした。
「君は酒を呑むと、言葉だけ酔払っても、頭は大抵確かな男だから、僕も云うがね」
「それだ。それでこそ長井君だ」
代助は急に云うのが厭になった。
「君、頭は確かい」と聞いた。
「確だとも。君さえ確なら此方は何時でも確だ」と云って、ちゃんと代助の顔を見た。実際自分の云う通りの男である。そこで代助が云った。――
「君はさっきから、働らかない働らかないと云って、大分僕を攻撃したが、僕は黙っていた。攻撃される通り僕は働らかない積りだから黙っていた」
「何故働かない」
「何故働かないって、そりゃ僕が悪いんじゃない。つまり世の中が悪いのだ。