Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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とんまのろくべえ

とんまの六兵衛

下村 千秋

Leggi とんまの六兵衛 (とんまのろくべえ) di 下村 千秋 (しもむらちあき) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 3821 caratteri · 8 schermate

Aozora Bunko

ちょうどその頃、その国の殿様のお屋敷につたわっている家宝の名刀が、だれかのために盗まれました。これはまったくの一大事ですから、殿様は国中に命令を下して、盗人を探させましたが、どうしても見つけることが出来ませんでした。

その頃またちょうど、六兵衛先生の名が殿様のお耳に達しました。そこで殿様は早速、六兵衛先生をむかえて、名刀のありかをうらなわせることになりました。

さすがの六兵衛もこれには驚きました。あんまり重吉のいたずらがすぎたために、とんだことになったと、内心びくびくしていますと、やがて殿様から使いがやって来て、六兵衛ははるばると殿様のお城につれられて来ました。六兵衛は心配でたまりませんでした。どうしてうらなったらいいのかまるで見当もつきません。

さて、いよいよ明日は登城して、殿様の御前でうらないをするという晩です。六兵衛はまんじりともせず考えこんでいましたが、なんにもいい考えは浮かんで来ません。そのうちに頭がぼんやりして来たので、六兵衛は頭をひやすつもりで庭の方に出て行きました。と、その時、一匹の虫が六兵衛の大きな鼻の穴へとびこんだのです。そこで六兵衛は、持ちまえの大声をはり上げて、