Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ふしぎくにたんけん

ふしぎ国探検

海野 十三

Leggi ふしぎ国探検 (ふしぎくにたんけん) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 59.118 caratteri · 120 schermate

Aozora Bunko

それは何ですか」

「海水を中へ入れないために、扉を五重にしてあるのです。またおそろしい水圧から海底国内の気圧にまで、順番に下げていくのです。そうしないと、乗り物も人間も、圧力のかわりかたがはげしいために壊れたり、からだが破れたり内出血したりします」

なるほど、そういうものかと、東助とヒトミは目をみはった。

数字をかいた円盤は、エレベーター仕掛けになって上り下りできるようになっていた。それは樽ロケットをのせて二の扉のところまで下ると、第一の扉が横からすべりでて始めのように穴をふさぐ。それから圧搾空気が、いっしょにはいりこんだ海水を外へ吹きとばす。

するとこんどは第二の扉が樽ロケットをのせたまま、第三の扉のところまで下る。第二の扉のところが閉まる――という風に、扉は開いたり閉ったりして、やがて五つの扉の全部を通って、樽ロケットは一つの大きな部屋におちついた。

「さあ、でましょう」

ポーデル先生は、いつの間にか外出の姿になっていて、東助とヒトミをうながした。

「海底国見物ですね」

「海底国はどんなところかしら。どんな人が住んでいるんでしょう」

「まあ、おちついて、よくごらんになれば分ります」