Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
ふもれすく
ふもれすく
辻 潤
Leggi ふもれすく di 辻 潤 (つじじゅん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 18.833 caratteri · 37 schermate
ただその書物が面白かったので教師をやっている間に少しばかり訳しておいたのだが、それをとりあえずまとめて金に換えようとしたのであった。
僅か今から十年も前だが、その頃のことを考えてみると、文芸がたしかに一般的になったものだ。民衆化されたとでもいうのか。当時の出版屋がロンブロゾオの名前を知らなかったのも無理はない。僕のそのホンヤク書の出版が如何に困難なものであったか、如何にバカ気た努力をそのために費やしたかは序文にもちょっと書いておいた通りだが、今でもあの本が数十版を重ねて愛読されていることを考えると僕もいささか心が慰められる。
ある時、私の翻訳中のテキスト――即ち英訳の“Man of Genius”を本郷の郁文堂に預けて落語を聴きに行ったことがあった。その時、僕は本箱も蔵書も殆ど売り尽して僅かに辞書一、二冊とそのホンヤク中のテキストを座右において暮らしていた時なので、それ程困っていながら、なぜ落語などを聴きに行きたがったのか?
染井の森から御苦労になけなしの金をこしらえて神田の立花亭のヒル席に出かけたものだ。
馬楽と、焉馬と、小せんの三人会があったのだ。