Classici giapponesi con furigana
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へちまのみず
へちまの水
小川 未明
Leggi へちまの水 (へちまのみず) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 2190 caratteri · 5 schermate
」
清ちゃんは、短い竹と、針金を持ってきて渡しました。
「ありがとう。できたら、林へいって、二人で、小鳥を呼び寄せる、競争をしようじゃないか。」と、正雄は、いいました。
「それには、お寺の林がいいよ。あすこには、やまがらも、こがらも、くるから。」と、清ちゃんが、いいました。正雄は、いい竹が手に入ると喜んで、家へもどってきました。
また、もとの場所へすわって、笛を造りにかかりました。
「清ちゃんのところへいって、いい竹をもらってきた。」と、姉さんに、いいました。
姉のとよ子は、弟が、小刀を使う手つきを見ていたが、
「もう、正雄は、あかぎれができたのね。伯母さんの家へいって、へちまの水をもらってくるといいわ。」といいました。
毎年冬になると、伯母さんの家へ、へちまの水をもらいにいくのでありました。
「こんどの日曜にいって、かきも、もらってこよう。」
正雄は、そういいながら、笛を造っていましたが、そのうちに、かわいらしい管笛ができ上がりました。口にあてて、息をすい、すいと通しているうちに、ピイ、ピイ、ピーと澄んだ、いい音が出ました。
「姉ちゃん、よく鳴るだろう。」