Classici giapponesi con furigana
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みつばちのきたひ
みつばちのきた日
小川 未明
Leggi みつばちのきた日 (みつばちのきたひ) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 3774 caratteri · 8 schermate
そして、わたしは、ちょうや小さなはちが大好きですの。」と、かわいらしい声を出していったものがあります。雪割草は、だれかと思って、その方を見ると、しゅろ竹の蔭から、うす紅いほおをして、桜草が笑いながらいっているのでありました。
雪割草は、一目見たときから、この桜草が好きになりました。
「あーあ。」と、このとき、だれやらが、怠屈まぎれにあくびをしていました。
雪割草は、桜草のいったことに、同感しました。ガラス戸をとおして、外に風が、黒ずんだ常磐木を動かしているのを見ては、早くこの息づまるような温室の中から、広々とした外に出たいものだと思っていました。
「外へ出たいなどと、ほんとうにいやなこった。俺は、今年も傷痕が痛んで、ろくな花が咲けそうでない。もう一年このままに、この室の中で眠ることになるだろう。外に出ても、これよりかもっときれいな、気持ちのいい室へゆかれるならいいが、それでなけりゃ、このまま眠っていたほうが、どれほどいいかしれやしない。」と、そのとき、サボテンはいいました。
それから、わずかな間に、みんなの上に思いがけない変わったことが起こりました。