Classici giapponesi con furigana
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ものぐさじじいのらいせ
ものぐさじじいの来世
小川 未明
Leggi ものぐさじじいの来世 (ものぐさじじいのらいせ) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 1755 caratteri · 4 schermate
それから、おじいさんは、それは、また寒がりでありました。けれど、こうした気むずかしやのおじいさんでも、子供は好きでした。
おじいさんは、ものぐさ者ですから、子供を集めて、けっしておもしろい話などをきかせるようなことはなかったが、見てにこにこと笑っていました。子供は、おじいさん、おじいさんといって、そのまわりで遊びました。そして、おじいさんが、こくり、こくりと居眠りをしますと頭の上に紙きれをのせたり、背中に旗などを立てておもしろがって笑ったものです。
おじいさんは、子供ばかりには、いやな顔もしませんでした。
だれでも年をとると、一度は死にますように、おじいさんも、とうとうなくなる日がまいりました。
おじいさんは、この世にいるときに、悪いことをしなかったから極楽へいきました。
すると、仏さまは、おじいさんに向かって、
「おまえは、世の中にいるときに、あまりものぐさで、他人に対して、特別によいこともしなかったかわりに、悪いこともしなかった。そして、子供に対してはやさしかったから、なんでもおまえの望みの一つだけはきいてやる。」といわれました。
おじいさんは、頭をかしげて、なにをお願いしたらいいだろうかと考えていました。