Classici giapponesi con furigana
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ガラマサどん
ガラマサどん
佐々木 邦
Leggi ガラマサどん di 佐々木 邦 (ささきくに) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 99.079 caratteri · 202 schermate
相変らず生きた材料を提供する」
「額は確かに広いね」
「しかし頭が禿げているんだから、あの顔は何処までが額で何処からが頭かハッキリ分らないんだ」
「ハッハヽヽ。額に三本毛が残っているところを見ると、あの辺は昔頭だったのかも知れない」
「僕も然う直言したんだよ」
「憤ったろう?」
「いや、笑っていたよ。君は始終側にいながら研究が足りないって」
「ふうむ」
「これは生えたんだって、老来元気横溢の証明だって」
「豪い人だけれど、自分のことゝなると全くムチャクチャだね」
「しかし然う信じているんだよ」
「あゝいう額が偉人なら、小使の小西なんか立派な偉人だ」
「偉人は額が広いというのは大抵年寄だからだと思う。僕はガラマサどんのお蔭で一つ発明した」
「額の広いのが偉人なら、門番の羽田なんかは何うしたものだろう? 彼奴の額は脳天を突破して襟元まで行っている」
「ハッハヽヽ」
「社長よりも余っ程偉人だろう。チェッ! 対等の議論ならそんなことは言わして置かないんだけれど」
と松本君がソロ/\持病を起した頃、電鈴が鳴った、玄関のボーイが社長の到着を知らせてくれるのである。私達は手のものを置いて出迎える。