Classici giapponesi con furigana
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シェイクスピアのきょうり
シェイクスピアの郷里
野上 豊一郎
Leggi シェイクスピアの郷里 (シェイクスピアのきょうり) di 野上 豊一郎 (のがみとよいちろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 13.656 caratteri · 26 schermate
そうして、本場のと思い較べて見て、砧村のも相当なものだということを初めて気づいた。
五
ウィリアム・シェイクスピアは二十一歳の年ストラトフォードを飛び出してロンドンに出て、芝居道に入り、役者になったり、脚本を書いたりして、恐らく誰も予想しなかったであろう成功を収め、再び郷里に帰って来たのは四十七歳の時だった。その時はすでに父も母も死んで、ヘンリ通の家には伯母の家族が住まっていたが、シェイクスピアは町の目抜の通、礼拝堂通から礼拝堂小路へかけての角屋敷で、以前にサー・ヒュー・クロプトンといってロンドン市長を勤めたことのある人の屋敷を六十ポンドで買い取っていた。それを修繕して大屋敷という名前を新屋敷と改め、其処へ引っ越して一六一六年に五十二歳で死ぬまで六年間住まっていた。その外にも、町の郊外に百七エイカ(約百四十三町歩)の土地を買い込み、大詩人はまた同時に大地主でもあった。「おわりよきものはすべてよし。」
私たちは新屋敷を訪問したが、今は美しい青芝の庭園となって、その間に桜草やダフォディルが咲いているだけで、シェイクスピアが晩年を過ごした家というのは僅かに残ってる礎石に依って想像するほかはない。