Classici giapponesi con furigana
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じぇみいのぼうけん
ジェミイの冐険
片山 広子
Leggi ジェミイの冐険 (じぇみいのぼうけん) di 片山 広子 (かたやまひろこ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 4297 caratteri · 9 schermate
」
数頭の馬が入口にたっていて、その一つに乗ると、馬はすうっと空中にとび上り、妖精たちの一隊と一しょにもうすぐジェミイの母の家の上をとびこえて、高い山や低い山もどんどんとびこえ、深い湖もこえて、町々や村々の上をとんで行った。地上の人たちはたのしい萬聖節のお祝いにたき火で「くるみ」を燒いたり、林ごをたべたりしているのだった。アイルランドの國じゅうをとびまわるのかとジェミイが思っていると、デリイの市にきた。お寺の高い塔の上をこえるとき、「ここがデリイだよ」と一人の妖精がいうと、五十人もの小さい声が「デリイ、デリイ、デリイ!」とくりかえしてさけぶのだった。
とちゅうのどこの市にきてもジェミイはいちいちその名を教えられて、やっとのことダブリンにつくと、銀の鈴のような小さい声々が「ダブリン、ダブリン、ダブリン!」と教えてくれた。
妖精たちの目あての家はスティヴンスのおかのりっぱな住宅の一つだった。かれらが窓の近くで馬をおりると窓のなかのりっぱなベッドにねむっている美しい顏がジェミイにみえた。妖精たちはおじょうさんをだいて外につれだし、その代りに一本のぼうをベッドにおくと、それがおじょうさんのすがたに変った。