Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ネオンよこちょうさつじんじけん

ネオン横丁殺人事件

海野 十三

Leggi ネオン横丁殺人事件 (ネオンよこちょうさつじんじけん) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 13.095 caratteri · 26 schermate

Aozora Bunko

腹が下ったとかで、夜っぴて女房に、腹をさすらせたり、足をもませたりしていたそうです」

「重宝な現場不在証明ができたものだな」と課長は、薄笑いをした。

「ゆかりのことはH風呂にきいて午前四時半まで、Nという男と滞在していたことが判りました。それから大久保一平、あのネオン屋ですね、あいつについちゃ意外なことがあるです」

「ほほう、どうしたというんだ」

「あいつの家を叩きおこしてみましたが、昨夜は夕から出たっきり、朝方まで、とうとう帰って来なかったんです」

「それで……」

「それでこいつは怪しいと思って、帰りがけに淀橋署に、ちょっと寄って、偶然一平のことを聞いてみましたところ、意外にも一平は上野署に留置されていることが判ったんです」

「なんだ、一平は上野に抛りこまれているって?」課長は不審にたえぬという顔付をするのだった。

「実は一平さん、昨夜十二時ごろから、山下のおでん屋の屋台に噛りついて、徳利を十何本とか倒して、くだをまいたんだそうです。揚句の果、午前二時近くになって、店をしまうから帰って来れと、屋台の親爺が言うと、なにを生意気な、というので、おでん屋の屋台をゆすぶって、到頭そいつを往来に、ぶっ倒しちまったんです。