Classici giapponesi con furigana
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しこんぞめについて
ポラーノの広場
Leggi ポラーノの広場 (しこんぞめについて) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 22.934 caratteri · 50 schermate
土方ばかりじゃありません、飴屋もやったて云いますよ。」
「巡査をどうしてやめたんです。」「あんな巡査じゃだめでさあ、あのお神明さんの池ね、あすこに鯉が居るでしょう、県の規則で誰にもとらせないんです。ところが、やっぱり夜のうちに、こっそり行くものがあるんです。それぁきっとよく捕れるんでしょう。バキチはそれをきいたのです。毎晩お神明さんの、杉のうしろにかくれていて、来るやつを見ていたそうです、そしていよいよ網を入れて鯉が十疋もとれたとき、誰だっこらって出るんでしょう、魚も網も置いたまま一目散に逃げるでしょうバキチは笑ってそいつを持って警察の小使室へ帰るんです。」「変だねえ、なるほどねえ。」「何でも五回か六回かそんなことがあったそうです。そしたらある日署長のとこへ差出人の名の書いてない変な手紙が行ったんです。署長が見たら今のことでしょう、けれども署長は笑ってました。なぜって巡査なんてものは実際月給も僅かですしね、くらしに困るものなんです。」「なるほどねえ、そりゃそうだねえ。」
「ところがねえ、次が大へんなんですよ、耕牧舎の飼牛がね、結核にかかっていたんですがある日とうとう死んだんです。