Classici giapponesi con furigana
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おもいで
ロッパの悲食記
古川 緑波
Leggi ロッパの悲食記 (おもいで) di 古川 緑波 (ふるかわろっぱ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 52.651 caratteri · 114 schermate
というところを見ても、僕は、江戸前のそばに関しては、大きな口は、きけそうもない。
そば屋ばかりじゃない。すし屋についても、僕は、すし通は、並べられない。何しろ、まぐろが食えないんだから、トロもヅケもない。まぐろを食えば、たちまち蕁麻疹。赤身の魚は一切駄目。すし屋へ行ったって、食えるものと言ったら、こはだ、あなご、卵と言ったところ。それから、関西風の生海老、所謂おどりというのは大好きだ。そして、僕は、ゴハン(シャリ)も、江戸風の酢で黄色くなってるようなのより、関西風の、酢の弱いシャリの方が好きというんだから、ますます以て、江戸っ子の顔よごしであろう。
いいえ、野暮な話だが、大阪の押しずし、蒸しずし(ぬくずし)なんかも、好きだ。魚ってもの、貝ってもの(貝に至っては貝と名のつくものは一切食えない)を、食わない、いや、食えないんじゃあ、日本食について語る資格は、自分でも無いと思っている。旅なんかして、宿屋の食事には、常に参っちまう。野菜ばっかりの方が、ずっといい。
日本料理については、カラ駄目。
その代り、ちょいと脂っこいもののことになったら、うるさいよ。