Classici giapponesi con furigana
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せんきゅうひゃくにじゅうしちねんはるより
一九二七年春より
宮本 百合子
Leggi 一九二七年春より (せんきゅうひゃくにじゅうしちねんはるより) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 9982 caratteri · 21 schermate
子「いたいとこ、お山で何みてゆだろう」
私「谷みてる」
夢
一、三角の家
雪がある。船頭のような男と二人歩いて行くと、向うにずらりと並んだ長屋が見える。一間ずつ横長の長方形を五つに区切った長屋の絵一かわ縦長の長方形を六つに区切った長屋の絵こう一側並んで居。
一間のなかにいろいろな人間がいろいろにして暮して居るのが見える。夫婦さし向いで食事して居るの、年よりと子供が炬燵に当って居るの。真白い布団に真赤なしかけを着た遊女が一人横になって居るのまで。きれいで可笑しい、何だか。すると、その船頭のような男が
「ああして置いてよっぽど人が入るようになりました、こしらえものです」
夢 二
二等辺三角形の家の間取り図の家、なかに又三角に三方障子でかこみ、なか畳そと板敷。板敷歩くのにいい心持、ひろい端にフロ場、厠、粋なのがついて居る。一寸面白いな、と思う。あの明るい障子のなかに居たら面白いな、と子供のときのままごとのような興味をもった。
夢 三
だらだら坂をのぼる 細長い廊下のようなごたごたしたところを抜けて、職工の居るところへゆく、老女、新聞やなにか散って居るのをそのまま、ひどい埃を立てて床をはいて居る。