Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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せんきゅうひゃくごじゅうねんのさつじん

一九五〇年の殺人

海野 十三

Leggi 一九五〇年の殺人 (せんきゅうひゃくごじゅうねんのさつじん) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 2413 caratteri · 5 schermate

Aozora Bunko

オヤ真青になって、四十番街を歩いているぞ。よオし、無線電話で交番を呼び出せ……ナニ出たって。早く逮捕を依頼しろ。なんだってもう捕えたというのかいヤーロの奴を。それじゃ一同、本庁へ引揚げだ。それ、呼子の笛を吹くんだ、呼子の笛を……」

ピリピリピリと鳴る笛の音に集った部下を引連れ、捜査課長はニコリともしないで凱旋の途についた。

「課長!」と玄関の石段をのぼるが早いか、もうA組の主任警部が待っていた。

「犯人ヤーロが待ち疲れています。早くお調べが願いたいと云って喧しくて仕方がありません」

「そうか、五月蠅い奴じゃ。紅茶を一ぱい飲んでからのことだ」

紅茶に角砂糖を四つ抛りこんだのを、さも美味そうに飲み終ってから課長は調べ室の方へトコトコ歩いていった。

「では調べを始めるとしよう。被害者の用意は、もういいナ」

「はい、出来ています。連れて参りましょうか」

「まだいいよ。加害者のヤーロが先だ。ここへ引立ててこい」

チェリーを一服喫っているところへ、ヤーロ親分が留置場から連れられてきた。

「課長さん。早速ですが自白しますよ。レッドの奴をバラバラにしたなア、このあっしでサ。刑罰はどの位ですか」