Classici giapponesi con furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Leggi 万葉秀歌 (まんようしゅうか) di 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 213.820 caratteri · 427 schermate
古日という童子の死んだ時弔った歌であろう。そして憶良を作者と仮定しても、古日という童子は憶良の子であるのか他人の子であるのかも分からない。恐らく他人の子であろう。(普通には、古日は憶良の子で、この時憶良は七十歳ぐらいの老翁だと解せられている。なお土屋氏は、古日はコヒと読むのかも知れないと云って居る。)
一首の意は、死んで行くこの子は、未だ幼い童子で、冥土の道はよく分かっていない。冥土の番人よ、よい贈物をするから、どうぞこの子を背負って通してやって呉れよ、というのである。「幣」は、「天にます月読壮子幣はせむ今夜の長さ五百夜継ぎこそ」(巻六・九八五)、「たまぼこの道の神たち幣はせむあが念ふ君をなつかしみせよ」(巻十七・四〇〇九)等にもある如く、神に奉る物も、人に贈る物も、悪い意味の貨賂をも皆マヒと云った。
この一首は、童子の死を悲しむ歌だが、内容が複雑で、人麿の歌の内容の簡単なものなどとは余程その趣が違っている。然かも黄泉の道行をば、恰も現実にでもあるかの如くに生々しく表現して居るところに、憶良の歌の強味がある。歌調がぼきりぼきりとして流動的波動的に行かないのは、一面はそういう素材如何にも因るのであって、こういう素材になれば、こういう歌調をおのずから要求するものともいうことが出来る。