Classici giapponesi con furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Leggi 万葉秀歌 (まんようしゅうか) di 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 213.820 caratteri · 427 schermate
そういう強い句であるから、その句を先きに云って、「君が袖振る」の方を後に置いた。併しその倒句は単にそれのみではなく、結句としての声調に、「袖振る」と止めた方が適切であり、また女性の語気としてもその方に直接性があるとおもうほど微妙にあらわれて居るからである。甘美な媚態云々というのには、「紫野ゆき標野ゆき」と対手の行動をこまかく云い現して、語を繰返しているところにもあらわれている。一首は平板に直線的でなく、立体的波動的であるがために、重厚な奥深い響を持つようになった。先進の注釈書中、この歌に、大海人皇子に他に恋人があるので嫉ましいと解したり(燈・美夫君志)、或は、戯れに諭すような分子があると説いたのがあるのは(考)、一首の甘美な愬えに触れたためであろう。
「袖振る」という行為の例は、「石見のや高角山の木の間より我が振る袖を妹見つらむか」(巻二・一三二)、「凡ならばかもかも為むを恐みと振りたき袖を忍びてあるかも」(巻六・九六五)、「高山の岑行く鹿の友を多み袖振らず来つ忘ると念ふな」(巻十一・二四九三)などである。
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紫草のにほへる妹を憎くあらば人嬬ゆゑにあれ恋ひめやも 〔巻一・二一〕 天武天皇