Classici giapponesi con furigana
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さんにんのそうまだいさく
三人の相馬大作
直木 三十五
Leggi 三人の相馬大作 (さんにんのそうまだいさく) di 直木 三十五 (なおきさんじゅうご) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 32.603 caratteri · 66 schermate
そして
(世間は広い。こんな若さで、こんなことをいえる侍も居る。矢張り、道は、同志のあるものだ)
と、感じた。そして
「門人連名帳へ署名血判なされ」
というと同時に、若者は
「御免」
と、いって、脇差から、小柄を抜いて、左の親指へ当てた。
二十七
病気と称して、引籠ってしまった右源太は、生薬屋から買ってきたいい加減の煎じ薬を、枕元に置いて
(さあ、困った)
と、布団の中で、眼を閉じていた。
(どんどん門人は増えるそうだし、見に行ってきた同心、手先の奴等、口を揃えて、あれが正真正銘の大作だ、女狩の討取った大作は、贋の大作だと――それもいいが、関良輔の馬鹿野郎め、白洲で、天下に大作はただ一人だと、自分も大作と名乗った癖に――師の名を汚しましたる罪などと――余計なことをいやがって、一体、俺は、何う成るのだろう?)
隣り長屋の人が出て行っても、裏通りを、誰かが通っても、呼出しに来たのではなかろうかと、びくっとした。
(うまくいい抜けておいただけに、俺は、余計憎まれるにちがいない。重ければ、追放、軽くて、知行半減――首のつながるだけが、目っけものだが――知行が半分になっては、あの女には第一逢え無くなる)