Classici giapponesi con furigana
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ふざいじぬし
不在地主
小林 多喜二
Leggi 不在地主 (ふざいじぬし) di 小林 多喜二 (こばやしたきじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 69.990 caratteri · 141 schermate
」吉岡がそう云った。
「少し張り込んで、金箔を塗った立派な表彰状を出してさ、授与式をワザと面倒臭く、おごそかにすれば、もう彼奴等土百姓はわけもなくころりさ。」――そう云ったのが岸野だと云うのだった。
――まさか※(感嘆符疑問符、1-8-78)
校長を信頼していた健が、そのことを直ぐ校長に話してみた。
「そんな馬鹿な、理窟の通らない話なんかあるものか。お前さんが親孝行だし、人一倍一生懸命に働くからさ。」と云った。――健だって、それはそうだろう、と思った。
阿部だけは、地主やその手先の役場の、とても上手い奸策だと云った。
「もう少し喰えなくなれば、模範青年ッて何んだか、よく分るえんになる。」
――皆ねたんでいる!――健はその当時は阿部に対してさえそう思った。
然し、健は、父親の身体が変になり、働きが減り、いくら働いても(不作の年でも!)それがゴソリゴソリと地主に取り上げられて行くのを見ると、もとはちっともそうでなかったのに、妙に投げやりな、底寒い気持になった。切りがない、と思わさった。――「何んだい模範青年が!」――阿部の云ったことが、思い当ってきた。
それから健は、誰にでも「模範青年」