Classici giapponesi con furigana
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ふれんぞくさつじんじけん
不連続殺人事件
Leggi 不連続殺人事件 (ふれんぞくさつじんじけん) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 162.047 caratteri · 322 schermate
「内海だったら、さしずめ、にくらしいネとは、人間的だな、というような事を言いやしませんか」と、人見小六が秋子さんの方を冷かした。
「人肉的というのさ」
と木ベエも不興げな顔を女房の反対側にそむけて言った。
「オレは女房を肉慾的にさげすむ御仁は軽蔑するな」
とピカ一はすましたものだ。
そのとき、あやかさんが立って隣席の京子に何かヒソヒソささやいていたが、二人で立って食堂を出て行った。
数分ののちに戻ってきて、京子が私のところへ来て、
「あやかさまと御不浄へ行ってきたのよ、一人じゃ怖いからと仰言って、私も一緒に行ってあげたの。そしたら、庭の奥を人が隠れる姿が見えたと仰言るのよ。なんだか、怖いから、あなた、見て下さる」
あやかさんから一馬に話したものと見えて、一馬も立ってきた。私も立って巨勢博士をよび、あやかさんの案内で、母屋と洋館をつなぐ廊下の便所へ行った。洋館の階下の便所は内海の惨殺された隣りだから、御婦人連がそこを避けるのは当然であった。すると、廊下の外、母屋の表座敷の方に人影があるから、誰何してみると、ヨミスギ先生である。
「あら、刑事さんでしたの」
「ハア、ちょッとブラブラ何となく警戒致しておるのです」