Classici giapponesi con furigana
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ふれんぞくさつじんじけん
不連続殺人事件
Leggi 不連続殺人事件 (ふれんぞくさつじんじけん) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 162.047 caratteri · 322 schermate
二三人連れだって帰ったうちでも、一馬さんは、いったん戻って、草林寺へ行って三十分間、このアリバイがないから、これもケンギをまぬがれない。結局怪しくないのは巨勢さんと人見さんが組みで帰り、私と坊さんと一馬さんが組みで帰って、このうち巨勢、人見、坊さんと私だけがケンギの外にあるわけですな。第一着の土居画伯、第二着の内海さん、一馬さん、三宅さん、丹後さん、矢代さん、以上五人の方にはアリバイがない」
誰も口を入れる者がないから、神山夫人木曾乃さんが口をはさんで、
「でも、第一着の土居さん、第二着の内海さんは、別にアリバイの必要もないでしょうよ。あたりまえに歩いたお時間でしょう」
神山は我が意を得たりとうなずいて、
「それもある。内海さんは千草さんとアイビキに三輪神社へでかけたが、千草さんが見えないので戻ってきた。然し、このとき、千草さんを殺して来たかも知れないですよ。いったい、千草さんが、顔にスッポリとフロシキを目隠しにかぶって、フロシキごとしめ殺されていたというのが、普通じゃないようですな。つまり、非常に親しい同志だから、目隠しなどのふざけた遊びが許せたわけで、その虚をついて、しめ殺した、そう想像ができるでしょう。