Classici giapponesi con furigana
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ふれんぞくさつじんじけん
不連続殺人事件
Leggi 不連続殺人事件 (ふれんぞくさつじんじけん) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 162.047 caratteri · 322 schermate
人をバカにするな」
あやかさんは美しい目に怒りをこめてピカ一を睨みつけていた。
カングリ警部は、とりなすように、うなずいて、
「いや、奥様の仰言る通りでしょう。その鈴は、たしかに、奥様があの部屋へ落してこられたものではありません。なぜなら、寝台の下は、望月さんの洋服の上衣でキレイにふいてあるのですよ。そして、その上に、鈴だけが一つ、落されていたのです」
今度は神山東洋がうなった。
「そいつは、奇妙な謎ですな。すると、犯人は、故意に、あやか夫人の鈴を置きのこして行ったわけですか」
「そうですなア。鈴も鈴ですが、なんのために寝台の下をふいたものやら、いかがですか、皆さんの神通力は」
誰も答える者がない。カングリ警部は根気よく待ったが、返事がないので、
「それでは、もう一つ、これは神通力ではありません。皆様の助言が欲しいのですが、ちょッと、失礼な問題ですが、場合が場合ですから、これを最もマジメな意味で、御協力を願いたいのです。実は、皆さん御承知の通り、この事件には再々アイビキが現れて、まるで、それが特徴のようですが、宇津木秋子さんが三輪山へ行かれたのも、アイビキのためではないかと推察される根拠があります。